ysajixのブログ

個人的な日記の延長です。気楽に読んでください!

ドリブルデザイン・岡部将和

 

 

こんにちは、じっくすです。

1冊読了したので紹介したいと思います。

 

今回紹介する本は岡部将和(おかべまさかず)著の「ドリブルデザイン」という本です。

題名からわかると思いますが、これは何かしらのスポーツについて書かれた本です。

そのスポーツとは、、、、

サッカーです。

 

サッカーはボールをドリブル(運ぶ)してゴールに近づいていき、シュートを決めるスポーツです。つまりドリブルが大変大事なのですが、これが非常に難しい。

私もサッカーを何年も続けていますが、未だに苦手意識があります。

きっと同じように感じている人も多いのではないでしょうか?

 

 

ここで簡単に著者の岡部将和さんについてまとめます。

1983年神奈川県生まれで、ドリブル専門の指導者(デザイナー)。誰にでも抜けるドリブル理論を持ち、YouTubeなどのSNSでも情報発信している。全国世界中でデザインしていて、一般の子どもたちやプレーヤーはもちろん、プロサッカー選手ともコラボレーションしている。

 

きっとサッカーをしている人なら誰でも一度は聞いたことがあるのでは。

彼のドリブル動画は何度も見ていますが、何度見てもきれいに相手を抜いていて見ていて飽きません。

 

ただこの本、サッカーをしている人だけが楽しめるものではありません。

日常生活において非常に勉強になる内容が書かれているのです。

私がこの本を読んで大変勉強になった点をまとめます。

 

 

1.サッカーをロジックで説明

これは非常にすごいことです。

みなさんがスポーツを習ったり勉強しようとしたとき、どのように習得するでしょうか?

きっと動画を見たり、直接教えてもらったり、習うより慣れろ!といった感じでいきなり実践していくのでは。

このようになるのは、簡単に言うとスポーツは言語化しにくいからです。

言葉で教えるとかえって混乱する。だからまずを動きを見せようというのが普通のスタンスです。

ただ、岡部さんは違います。誰にでもわかりやすい言葉で説明しています。

例を挙げます。岡部さんは抜けるドリブルを数式で表しています。

 

99%抜けるドリブル理論=ロジック×テクニック

間合い=距離×角度

 

こんな具合です。このように表すことによって読者は、「相手を抜くためにはテクニックを練習するだけじゃなくてロジックを理解することが大事なのか!」とか、「単に間合いと言っても距離だけじゃなくて角度も気を付けなければならないのだな」といった具合に簡単に理解することができるのです。

非常に複雑そうに見える物事を、ここまでシンプルにして体系立てて説明するというのは相当難しいはずです。逆にどんな複雑そうなことも分解してみたり式に落とし込んでみると、相手に伝わりやすくわかりやすくなるということを表しているようにも思えます。

このようなロジックに落とし込む思考方法は是非とも参考にさせていただきたいものです。

 

2.逆算思考

この本では何度も成功イメージからの逆算でドリブルを考えています。

抜いた時その場所にいるためには、一歩前はどこにいるべきか。抜いた時その姿勢でいるためには、一歩前はどの姿勢でいるべきか。

本の最後に夢ノートという章がありますが、そこでも夢からの逆算で今すべきことを考えるという姿勢が書かれています。

現在立っている場所からゴールを考えてしまうと、あまりにも道は険しく先が見えないように思えます。でも逆にゴールから現在地を見るとどうなるか。先ほどとは違って意外に道はシンプルに見えます。どんな一歩を踏み出せばゴールの方向に進めるかがわかるのです。

この考え方はもちろんドリブルだけでなくどんなことにも使えるはずなので、是非とも参考にしたいものです。

 

3.伝えたいのは「チャレンジする心」

この本、ただのドリブル教本ではありません。

岡部さんが本当に伝えたいのは「チャレンジする心」だそうです。

岡部さんによるとチャレンジする心を伝えるのに最も適した教材が、ドリブルだったそうです。私は彼のユーチューブでの動画も何度も拝見させてもらっていますが、そこでもチャレンジする心という言葉が何度も出てきます。

というのもドリブルは常にリスクのあるものです。成功すれば得点のチャンスが得られるけど、相手に取られたら失点してしまうかもしれない。チャレンジしよう!という気持ちが無ければ、また、失敗するかもしれないけど前に進もう!という気持ちが無ければ、ドリブルはできないのです。

本の中には「子供はドリブルが好きだ」という表現が出てきます。それはきっと失敗を怖がらない、ある種の無邪気さがあるからだと思います。私も小学生の頃はフォワードという点を決めにいくポジションに就いていました。けれど中学に上がるとポジションはディフェンスに。当時は意識していませんでしたが、失敗してみんなに何か言われたらどうしよう、とか、抜けなかったりシュートを外したらかっこ悪いんじゃないか、とか考えてしまったからかもしれません。そんなことを考えている自分が一番カッコ悪いんですけどね笑

 

岡部さんは今でもチャレンジをし続けているそうです。世界の一流プレーヤーのドリブルをデザインしている(岡部さんは指導という言葉を使いたくないようです)彼でさえチャレンジし続けているのに、自分は勇気を出さずに立ち止まっていていいのだろうか。そんなことをこの本に思わされました。

 

 

さて、いかがだったでしょうか。ドリブルだけではない濃い内容ということが少しでも伝えられたでしょうか。

私は今でもたまにフットサルをしているので、次回は勇気を出してドリブルで相手を抜くチャレンジをしてみたいと思います。

 

 

さて、この本をお勧めしたいひとは、、、

サッカーが好きな人、ドリブルを上達させたい人、複雑な物事をシンプルに表す姿勢を学びたい人、何かにチャレンジする勇気が欲しい人

以上です!

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

また次回お会いしましょう!

ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」