ysajixのブログ

個人的な日記の延長です。気楽に読んでください!

絵画と人は似ている??

こんにちは、じっくすです。

今日は最近ハマっている美術館巡りについて、私なりの楽しみ方を話したいと思います。

 

 

皆さんは美術館に行ったことがあるでしょうか??

私はここ最近まで行ったことも無ければ行こうと思ったこともありませんでした。笑

そもそも絵が下手で、なんとなく絵というものに抵抗があり、どうせ見ても意味わかんないしなーって思ってたんです。

 

内容がズレるので詳しくは書きませんが、ある日「原田マハ」という作家さんを見つけました。その作家さんは絵画などを題材に小説を書く方で、その人の小説を読んだ瞬間絵画に興味を持ち始めたのです。

 

 

ちょうどその頃私は時間を持て余していた時期であり、美術に疎い私でも聞いたことのある“フェルメール”が上野に来ていたため、ちょっと美術館に行ってみることにしました。

 

 

フェルメール展はかなりの人で溢れていて、絵の数もとても多く少し疲れるなーと最初は感じていました。

ただ、音声ガイドが石原さとみさんということもあり、あーいい声だなーなんて思いながら歩いていたんです。笑

 

あれ、なかなか有名なフェルメールの絵が出てこないぞ。と思ったとき、急に雰囲気の違う部屋が現れました。そこには日本で初の7点のフェルメール作の絵が飾られていました。

部屋自体は暗いのに、絵だけはとても明るい。もちろんライトが当たっているから、という理由もあるのですが、これはどうやらそんな人工的な光ではない。密閉されている部屋なのに太陽の木漏れ日のような優しい自然の光を感じるのです。

絵を見ていてようやくわかりました。フェルメールの絵自体に優しい光が描かれていたのです。私は衝撃を受けました。ただの絵から優しい光を感じるなんて。絵具だぞ??と。笑

でもそれを実現させるのがフェルメールの絵でした。絵の中の女性たちは皆窓の近くで何かをしています。ミルクを注いでいたり、お出かけの準備をしていたり、男性とお話をしていたり。彼女たちは窓から差し込む光を浴びて、生き生きとしているのが伝わってきました。

 

この絵を見たとき、私の中で絵画の価値観が変わりました。

他にもこんな素晴らしい絵がこの世にあるのだとしたら、出会ってみたい!

 

今までは、絵画鑑賞は理解しなければならないもの、知識がなければならないものだと思っていました。もちろんそういう楽しみ方もあるはずです。

ただ、私にとってはもっと単純なものでした。

“ワクワクするような絵に会ってみたい。”

それは新しい経験を求めたり、新しい人との出会いが好きな私にとってぴったりな絵画の楽しみ方でした。

 

 

ここ最近で気に入った絵は、今現在開催中のクリムト展で見つけた、「ヘレーネクリムトの肖像」という絵です。

よくポスターなどで見るクリムトの絵は、強そうで怖そうな女性が豪華な服を着ている印象でした。実際クリムトは、女性の地位をもっと向上させたいという想いもあったようで、そのような絵を描いているのはわざとだったみたいです。

ところが、この絵は、クリムトのどの女性の絵とも違う温かさに溢れていました。

しっかりとした遠くを見つめる眼差しは、当時6歳だった少女をより大人びて見せます。顔立ちは大人なのに、服装はひらひらしていて、髪はおかっぱで、中身はやっぱり子どもなんだという点に安心感も覚えます。そんな少し背伸びしている少女を包む風景は、温かい光のようで、クリムトが少女のことを可愛がっていたことが伝わってきました。

 

ミュージアムショップでその絵のポスターカードを買って帰ったのは余談です。笑

 

 

フェルメールの絵も、クリムトの絵も、いろいろ書きましたが専門家から言わせたら違う解釈だったりするのかもしれません。

ただ、それは関係ないなと私は思っています。知識重視型の人からしたらそう言った専門的な視点の知識は大事ですが、私が絵を見るのはいい出会いを求めるから、ただそれだけです。

この点は人間に似ているかもしれません。ある人に対する印象は、人によって全然違うはずです。その印象に正解なんてあるわけありません。どの印象だとしてもその人を表しているのは間違いないですから。

 

美術館は本当にいろんな楽しみ方ができます。

スタンプラリーのように中身重視というよりは、多くを回ってみる楽しみ方もあるだろうし、有名な絵を見てみたい!という楽しみもあるだろうし、もっと知識を身につけたい人もいるだろうし、音声ガイドを聞きたいんだ、という人もいるかもしれません。そして私のように、いい出会いをしたいという楽しみ方もあっていいはずです。

 

みなさんももし時間があれば、近くの美術館に行ってみてください。

そこでは意外な発見や出会い、自分なりの楽しみ方が見つかるはずです。

 

 

絵画に興味を持ったきっかけになった、原田マハさんの本を載せておくのでそれもよかったら読んでみてください!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

また次回お会いしましょう!

モダン (文春文庫 は 40-3)

なぜ男性トイレはビショビショなの?*汚いので注意

 

 

こんにちは、じっくすです。

最近固い内容ばっかだったので、ちょっとふざけた内容(私の中ではかなり深刻な疑問)について書きたいと思います。ただし、少し汚い話(けれど重要な話)ですのでそういうのが苦手な人は無理せず読むのをやめてください。笑

 

 

突然ですが、みなさん男性トイレって入ったことありますか?笑

男性ならもちろん入ったことありますよね。

私は男性なんですけれど、街中のトイレに行くたびに思うことがあるんです。

なんでこんなビショビショなの??って。

大便器は普通なんですけど、小便器の前は大抵の場合床がビショビショなんです。

 

今回はなぜビショビショになってしまうのかという原因の推測と、ビショビショにしないためには男性はどうしなければならないのかを考えていこうと思います。

 

 

まずは現状分析から。

もしかしたら女性の方でこの記事を読んでいる方もいるかもしれませんので、そもそも男性の小便器がどのような構造になっているかを説明したいと思います。

男性の小便器はちょうど和式便所を垂直に立てて壁にくっつけたような形になっています。縦の長さは場所によって違いがありますが、その多くが男性の体のおへそよりちょっと高いくらいになっています。その便器に対して男性は正面に立ち、用を足すわけです。

そしてビショビショになっている範囲ですが、多くの場合が便器の前に立つちょうど足元周辺になっています。便器の横幅をはみ出すことはほぼありません。

 

この現状から考えられる仮説は大きく2つです。

1つは便器からの跳ね返りが地面に付着している説。もう一つがそもそも便器にたどり着くことなく直接地面に向かうパターンです。1つずつ確認します。

まずは前者のパターンです。実はこれに対して私は少し否定的です。確かに小便の便器に対する角度や水圧によってはかなり跳ね返ってしまうでしょう。ただ、普通の立ち位置の場合、そんな大量の跳ね返りがあるというのは私の経験的に可能性が低いです。便器に対して噴出口が近ければ近いほど跳ね返りが多いと考えられますが、その場合跳ね返りは距離的に地面ではなく自分自身に付着すると考えられるので、今回の場合は当てはまりません。少しずつの跳ね返りが最終的に大きな水たまりをつくる可能性も考えられますが、大抵の場合は清掃員がそういったことが起こる前に清掃に入りそうなものです。これが前者の仮説に対しての私の意見です。

そうなると、私にとっては信じがたいですが、後者の直接地面パターンが有力そうです。なぜ信じ難いかというと、普通にしていればビショビショにはならないからです。つまり犯人たちは普通でない用の足し方をしていることになります。ここでさらに直接濡らすには2パターン考えられます。尿を出すとき、または戻すときの2つです。

まずは出すときのパターン。濡れている位置から考えるに、出すときに床を濡らそうと思ったらかなりシビアなタイミングで放尿をスタートしないと濡らすことは難しいでしょう。少しでもズレると自分のパンツが濡れてしまうか、ちゃんと便器に到達するかになるので。つまり、出すときのパターンも可能性としてはありますが、多くの人がこれに当てはまるとは考えにくいです。

では戻すときはどうか。ここでポイントとなるのは陰部の形状と、パンツに戻すときの姿勢です。男性の陰部は管のようになっているため、放尿し終わっても管に若干尿が残っている場合があります。そのため、放尿時には地面と管が平行になっているため出なくなった尿が、戻すときには管が地面と垂直になるので出てくる場合があるのです。そのため、管から出し切るまで集中していないと、パンツに戻す前に地面にこぼれることになります。また、戻すときの姿勢ですが、戻すという動作の思い込みなのか反射なのか、腰を引いて戻す人がいます。腰を引いた分便器と陰部の距離は開きますので、先ほどの管の性質と組み合わせると、このタイミングで床をかなり濡らしやすいことがわかります。

 

ここまででかなり文書が長くなったのでいったんまとめます。

床を尿で濡らすには、直接的に濡らすのと間接的に濡らす2つが考えられました。この点は、尿の勢いや地面の水たまりの大きさから間接的な案は考えにくいことがわかりました。直接的に濡らすにも、出すときと戻すときの2つが考えられましたが、条件の緩さから戻すときが有力なのではと考えられました。

 

では、実際にトイレをきれいに使うためにはどうすればよいのでしょうか?

ここでは、私たちにできること・トイレ自体ができることの2つに分けて考えましょう。

私たちにできることは、尿を終えるときこそ一歩前へとう精神を持つことかと思います。管の形状は変えられませんので、残すべきは距離感だからです。最初のスタート位置も気を付けたほうがいいかもしれませんね。

トイレ自体にできるのは、形状を変えたり注意喚起をすることでしょう。形状としては、男性便器の形をLの形だとしたら、下の横棒の部分を男性の足元まで伸ばすことが考えられるかと思います。足元の濡れている部分まで便器を伸ばしてしまうのです。そうすれば液体は直接便器に流すことができるのでクリーンです。また、注意喚起の仕方ですが、確かに現在のトイレには一歩前に!などの注意書きを見ることがあります。ここは先ほどの考察を活かして、最後まで気を抜かずに!など、終わり部分こそ集中するよう書き足すのもありかもしれませんね。

 

 

以上がトイレビショビショ問題に関する私の考察でした!

ちょっと汚い内容でごめんなさい笑

しかも汚い内容に限って文字数が今までで一番多かったかもです笑

 

最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

少しでも面白い、共感できる、などと思った方はスターを押していただけたりコメントいただけると幸いです。

では次回またお会いしましょう!

ドリブルデザイン・岡部将和

 

 

こんにちは、じっくすです。

1冊読了したので紹介したいと思います。

 

今回紹介する本は岡部将和(おかべまさかず)著の「ドリブルデザイン」という本です。

題名からわかると思いますが、これは何かしらのスポーツについて書かれた本です。

そのスポーツとは、、、、

サッカーです。

 

サッカーはボールをドリブル(運ぶ)してゴールに近づいていき、シュートを決めるスポーツです。つまりドリブルが大変大事なのですが、これが非常に難しい。

私もサッカーを何年も続けていますが、未だに苦手意識があります。

きっと同じように感じている人も多いのではないでしょうか?

 

 

ここで簡単に著者の岡部将和さんについてまとめます。

1983年神奈川県生まれで、ドリブル専門の指導者(デザイナー)。誰にでも抜けるドリブル理論を持ち、YouTubeなどのSNSでも情報発信している。全国世界中でデザインしていて、一般の子どもたちやプレーヤーはもちろん、プロサッカー選手ともコラボレーションしている。

 

きっとサッカーをしている人なら誰でも一度は聞いたことがあるのでは。

彼のドリブル動画は何度も見ていますが、何度見てもきれいに相手を抜いていて見ていて飽きません。

 

ただこの本、サッカーをしている人だけが楽しめるものではありません。

日常生活において非常に勉強になる内容が書かれているのです。

私がこの本を読んで大変勉強になった点をまとめます。

 

 

1.サッカーをロジックで説明

これは非常にすごいことです。

みなさんがスポーツを習ったり勉強しようとしたとき、どのように習得するでしょうか?

きっと動画を見たり、直接教えてもらったり、習うより慣れろ!といった感じでいきなり実践していくのでは。

このようになるのは、簡単に言うとスポーツは言語化しにくいからです。

言葉で教えるとかえって混乱する。だからまずを動きを見せようというのが普通のスタンスです。

ただ、岡部さんは違います。誰にでもわかりやすい言葉で説明しています。

例を挙げます。岡部さんは抜けるドリブルを数式で表しています。

 

99%抜けるドリブル理論=ロジック×テクニック

間合い=距離×角度

 

こんな具合です。このように表すことによって読者は、「相手を抜くためにはテクニックを練習するだけじゃなくてロジックを理解することが大事なのか!」とか、「単に間合いと言っても距離だけじゃなくて角度も気を付けなければならないのだな」といった具合に簡単に理解することができるのです。

非常に複雑そうに見える物事を、ここまでシンプルにして体系立てて説明するというのは相当難しいはずです。逆にどんな複雑そうなことも分解してみたり式に落とし込んでみると、相手に伝わりやすくわかりやすくなるということを表しているようにも思えます。

このようなロジックに落とし込む思考方法は是非とも参考にさせていただきたいものです。

 

2.逆算思考

この本では何度も成功イメージからの逆算でドリブルを考えています。

抜いた時その場所にいるためには、一歩前はどこにいるべきか。抜いた時その姿勢でいるためには、一歩前はどの姿勢でいるべきか。

本の最後に夢ノートという章がありますが、そこでも夢からの逆算で今すべきことを考えるという姿勢が書かれています。

現在立っている場所からゴールを考えてしまうと、あまりにも道は険しく先が見えないように思えます。でも逆にゴールから現在地を見るとどうなるか。先ほどとは違って意外に道はシンプルに見えます。どんな一歩を踏み出せばゴールの方向に進めるかがわかるのです。

この考え方はもちろんドリブルだけでなくどんなことにも使えるはずなので、是非とも参考にしたいものです。

 

3.伝えたいのは「チャレンジする心」

この本、ただのドリブル教本ではありません。

岡部さんが本当に伝えたいのは「チャレンジする心」だそうです。

岡部さんによるとチャレンジする心を伝えるのに最も適した教材が、ドリブルだったそうです。私は彼のユーチューブでの動画も何度も拝見させてもらっていますが、そこでもチャレンジする心という言葉が何度も出てきます。

というのもドリブルは常にリスクのあるものです。成功すれば得点のチャンスが得られるけど、相手に取られたら失点してしまうかもしれない。チャレンジしよう!という気持ちが無ければ、また、失敗するかもしれないけど前に進もう!という気持ちが無ければ、ドリブルはできないのです。

本の中には「子供はドリブルが好きだ」という表現が出てきます。それはきっと失敗を怖がらない、ある種の無邪気さがあるからだと思います。私も小学生の頃はフォワードという点を決めにいくポジションに就いていました。けれど中学に上がるとポジションはディフェンスに。当時は意識していませんでしたが、失敗してみんなに何か言われたらどうしよう、とか、抜けなかったりシュートを外したらかっこ悪いんじゃないか、とか考えてしまったからかもしれません。そんなことを考えている自分が一番カッコ悪いんですけどね笑

 

岡部さんは今でもチャレンジをし続けているそうです。世界の一流プレーヤーのドリブルをデザインしている(岡部さんは指導という言葉を使いたくないようです)彼でさえチャレンジし続けているのに、自分は勇気を出さずに立ち止まっていていいのだろうか。そんなことをこの本に思わされました。

 

 

さて、いかがだったでしょうか。ドリブルだけではない濃い内容ということが少しでも伝えられたでしょうか。

私は今でもたまにフットサルをしているので、次回は勇気を出してドリブルで相手を抜くチャレンジをしてみたいと思います。

 

 

さて、この本をお勧めしたいひとは、、、

サッカーが好きな人、ドリブルを上達させたい人、複雑な物事をシンプルに表す姿勢を学びたい人、何かにチャレンジする勇気が欲しい人

以上です!

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

また次回お会いしましょう!

ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」

太陽寺での修行体験

 

こんにちは、じっくすです。

 

今回は埼玉県秩父市にある、太陽寺というお寺で修行体験をしてきたのでその内容や感想を書いていきます。

 

そもそも修行体験ってなんでしょうか?

修行にも様々な内容があり、座禅・写経・滝行・断食などがあります。

実施しているお寺や施設によっても体験できる内容が異なり、1つだけ選んで日帰りできたり、宿泊しながら体験したりと自分に合った内容を選べます。

 

今回はその中でも座禅、読経、写経、法話などを宿坊に泊まりながら体験できる「太陽寺」というお寺に泊まらせていただきました。

 

 

なぜ修行しに行くの??と思いますよね笑

それは人によって様々な理由がありますが、私としては単純に非日常を体験したかった、修行しに行ってきたって言ってみたい、とかかなり不真面目な動機でした笑

電波もなかなか届かないような場所にありますので、俗世から離れてリフレッシュしたい、とかいったん全てのことを忘れたい、とかいう理由で来ている人もいました。

 

 

さて、まず場所から。

太陽寺の最寄り駅は秩父鉄道の終点、「三峰口」という駅になります。

池袋を経由して行ったのですが、そこから約二時間くらいです。

秩父鉄道はICカードが使えなかったので、現金をカードに入れすぎて乗れないということが無いように注意してください。

三峰口からは何通りか行き方があるようですが、予約の時に送迎もお願いしておけば電車の到着時刻に合わせて来てくださるので、徒歩で来る人はそれが一番いいかと思います。車で約30分ほど行くとようやく太陽寺に到着です。

 

ちなみに予約は電話です。

山奥にあるせいか少し聞き取りずらかったです笑

ホームページに書いてあるので、気になった人はそこから電話してみてください。

 

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江戸時代の建物のようで、かなり趣がある


 

 

太陽寺に着くと住職さんが出迎えてくれ、少し休憩した後すぐに写経に入ります。

軽く説明を受けてから取り組めるので初心者でも安心でした。初めての写経でしたが、縁側に座りながら淡々と筆を進めていく過程は、自分が無になったようなどこか心地よい気持ちでした。

 

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けっこう難しかった。持って帰るか置いて帰るか選べます。

 

それが終わると次は読経です。

紙を渡され、住職さんが読み上げるのに合わせて自分もお経を読み上げます。意味は正直まったくわかりませんでした笑

少し厳かな雰囲気になるので、ここで初めて「自分は修行に来たんだな」と改めて実感しました。その日は私を含めて10人の宿泊者(男性3、女性4、うち3人は海外のお客さん)がいたのですが、みんなで声をそろえて読み上げるため一体感が生まれ、なんとなく心的距離が近くなったような気がします。

 

 

それが終わるといったん休憩です。

お寺の周りを散策する人、談笑する人、ぼーっとする人、本を読む人、絵を描く人。みんなが自分の時間を過ごしていました。住職さんも含めてアットホームな雰囲気なので、みんなストレスを一切抱えることなく過ごすことができていたみたいです。

ちなみに上に挙げた中で自分はどのように過ごしていたかというと、、、、縁側に座ってぼーっとしていました笑

この時間は夕方で月も見えはじめ、風が心地よく絶好のぼーっと時間でした。

 

 

そうこうしている間に住職さんが精進料理を作り終え、夕食の時間です。

お肉はなかったものの、意外に食べ応えがあり、何よりどれもがとても美味しかったのです。

大根にも高野豆腐にも味が染み染み、みそ汁は具沢山で、お米はつやつや。変な調味料は使っておらず味付けはシンプルなので、ご飯ってこんなに美味しかったんだと思わされました。

その時初めて周りの人たちと話したのですが、年齢や地域や経歴含めてどの人も普通に生活していては話す機会のないような人たちだったので話していて楽しかったです。

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ご飯みそ汁はおかわり自由。どれも大変美味しかった

 

 

食後は法話の時間。

住職さんが仏教についてお話してくれます。

ただ、その時海外の方もいたのでこまめに英語に翻訳しなくてはならず(アメリカに住んでいる日本人の方が随時翻訳していました。本当にすごいです)、話は思ったよりすぐに終わりました。ただ、日本語で説明されてもよく理解できませんでした。笑

もうちょっと住職さんのお話を聞きたかったなーとは思います。けれど、その日は中国の道教のお寺からも女性のお坊さんが来ていて、彼女たちが現地の音楽を演奏してくれたのです。とても豪華な演奏会でした。

 

 

これで1日目が終わりです。

 

 

二日目の朝。

5時に起きて住職さんの飼っている犬を連れて朝日を見に行きます。

普段早起きは決してしないのですが、自然の中だから空気がかなり美味しいし、犬は人懐っこくて元気で癒されるし、山の上から見る朝日はめちゃくちゃきれいだし、こんな清々しい朝は初めてのことでした。

 

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帰ると住職がコーヒーを持ってきてくれました。

私は縁側に座ってコーヒーを飲みながら自然を眺めることのなんと贅沢なことか!

 

 

その後は座禅の時間です。

やる前はたたあぐらをかいて目つむっているだけかと思っていましたが、かなり細かくやり方が決められているようでした。私たちは初心者だったので時間も短めに設定してくれたみたい。

一区切りすると、朝食までは自由時間なのですが、かなり景色のいい窓側にも座布団が置いてあり、そこでも座禅ができるとのこと。美味しい空気を吸いながら座禅をすると、とてもリラックスできました。

 

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窓際の特等席

 

この後は帰宅時間まで朝食を食べるだけです。

1日目の16時頃から始まって、変えるのは2日目の10時半。計18時間半という短い時間だったものの、内容はとてつもなく濃かったように思います。

 

 

修行体験できるお寺によって雰囲気は違うと思いますが、このお寺では終始和やかな雰囲気。実は上に書いてきたようなことも全て自由参加なようで、過ごし方は自分次第。普段そんな疲れているわけではないですが、こんなにリラックスできたのは初めてのように感じました。

 

さて、太陽寺での生活の感想です。

一言で表すと、非常に満足でした。

非日常の体験、自然に囲まれて都心での生活を忘れられる立地、参加者や住職さんたちとの交流、どれもが予想の何倍も良かったです。

私たちの普段の生活はいろんなことに縛られています。仕事だったり、人間関係だったり、悩みは尽きません。特にSNSでどこでも誰でも繋がれる現在は、本当の意味で1人になれるタイミングがほぼありません。

でも太陽寺での生活は違います。全てを忘れて目の前の修行に集中できる。電波も届かないからネット上で誰かと繋がっている必要もない。

ここにいると、本当に現代って幸せなんだろうかと考えさせられます。確かに昔に比べると便利になったのは間違いありません。仕事を楽にする製品は開発され続けていますし、昔はなかなか連絡の取れなかった遠くの人とも簡単に連絡を取れるし、都市部は様々なお店が集約していてほしいものはすぐ手に入ります。そういった情報やモノ、カネにあふれた生活は本当に幸せをもたらしてくれるのでしょうか。そういった様々なことが溢れた今こそ、太陽寺みたいな場所が現代人には必要な気がします。

 

 

皆さんの中で普段の生活に疲れていたり、幸せについて考え直したい、非日常を味わいたいという人がいたらこの場所はとてもおすすめです。

きっと素晴らしい体験と発見ができることでしょう!

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

また次回お会いしましょう!

 

太陽寺HP http://www.taiyoji.com/

カフェ旅~NARAYA CAFE~

 

 こんにちは、じっくすです。

 

今回から、新しいシリーズを始めようかと思います。

それは、、、、

 

カフェ旅シリーズ!!

 

これはまあ単純に言うと、私が行ったカフェの紹介です。

実は私の趣味はカフェ巡りであって、今までに行ったカフェの数も相当なものです。

せっかくなら、カフェの魅力やそのカフェの存在をいろんな人に知ってもらいたい!と思ってこのシリーズを始めることにしました。

 

何度か始めようと思ったことはあったのですが、カフェにいるときは本当にリラックスしていて、ブログのことなんて微塵も覚えてなかった。なんてことが続いていましたので始めるのが遅くなってしまいました。これからはなるべくブログのことも念頭において時間を過ごそうと思います笑 

カフェに行くたびに更新できるかはわかりませんが、なるべく更新していくので皆さん楽しみにしていてください!

 

 

さて、記念すべき第一弾は、、、、、

 

 

NARAYA CAFÉ

 

 

です。

ホームページ http://naraya-cafe.com/

食べログ https://tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14013960/

 

 

これは神奈川県の箱根にあるカフェです。

箱根を知らない人のために説明しておくと、山の中にある温泉地です。

温泉も有名だし、芦ノ湖という湖があったり、大涌谷という火山の煙がもくもくとしているような観光地もあります。

 

 

さて、そんな温泉地にあるNARAYA CAFÉ、特徴はずばり

 

・足湯がある

・モナカが食べれる

 

の2点だと思います。

詳しく見ていきましょう。

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このように外には足湯のスペースが。

実は私は入らなかったので詳しいことはわからないのですが(入ってないんかい)、この足湯を目当てに来る人も多いみたいで、非常にこの席は混雑してました笑

 

中にも沢山席があって、どの席に座るか迷ってしまいます。

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私はこの外がよく見える気持ちいい席に座りました。

良く晴れていて景色もよかったのですが、この時期だと山の中ということもありたまに寒かったかな。夏は虫が多くなるかもしれないので、ベストなタイミングは今か秋かもしれません。

でも室内の席も充実しているので安心を!

 

 

私はホットコーヒーとモナカを頼みました。

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モナカのデザインがなかなかに可愛く、カップのデザインもそれに合わせられているようです。

あんこは種類が選べて、こしあん・ごまあん・うぐいすあん・きせつあんの4種類があります。今回は王道にこしあんを頼みました。

 

さて、問題の味はどうだったのか。

非常においしい!

モナカはサクサクで、あんこも甘すぎずちょうどいいです。

コーヒーと合うの?と思う人もいると思いますがご安心を。

通常和菓子とコーヒーが合いにくいのは、和菓子の味があまりに繊細だからです。今回のモナカはこしあんということで味がしっかりしているので、コーヒーと喧嘩せず、むしろあんの口に残る甘ったるさをコーヒーがうまく調和させてくれていました。

他のあんだったらどうだったのかはわからないので、そこは是非みなさんが試してみてください笑

 

このカフェには古本を売っているスペースがあったり、来た人たちがコメントを残すスペースがあったり、お土産のお店があったりと、カフェだけで1つのリゾートのようになっています。ウェブサイトに書いてあったのですが、実はこのカフェはまだ未完成のようです。今後さらなる発展がありそうで、是非ともまた来たいと思いました。

 

本紹介の記事でもやっているのですが、カフェ旅のシリーズでもおすすめする人を紹介していきたいと思います。

自然が好きな人、温泉が好きな人、和菓子とコーヒーの組み合わせに興味がある人、一度でいろんな楽しみを得たい欲張りな人、以上です!

 

都心からだいぶ離れているのでこのカフェのためだけに足を運ぶのは大変かもしれませんが、箱根に行く機会があったら是非試してみてください!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

カフェが好きだったりこのシリーズ楽しみという人がいればスター押していただけると幸いです!

ではまた次回お会いしましょう。

「百瀬、こっちを向いて。」私の心に残ったのは、、、

 

こんにちは、じっくすです。

また小説を一冊読み終えたので紹介します。

 

今回紹介する小説は、永田栄一著「百瀬、こっちを向いて。」です。

映画化もしているので、見たことある人や題名だけ聞いたことのある人もいるのではないでしょうか?

 

私は映画は観たことなかったのですが、本屋を歩いていたらなんか聞いたことある題名だなと思って手に取ってみました。

 

 

読む前は知らなかったのですが、この小説は4作品を含む短編集で、「百瀬、こっちを向いて。」はその中の最初のストーリーになります。

内容としては4作品とも恋愛がテーマになっていますが、その中身はまるで違います。

恋愛がテーマだとそれこそまるまる1冊書かないと内容が足り無さそうに思えますが、短編であるにも関わらず1つ1つの恋愛が丁寧に描かれていて、著者の力量の高さを感じました。1冊まるまるだと中だるみしてしまう場合もありますが、こちらは短編集ですのでテンポよく読み進めることができ、読書嫌いの人でもあっさり味わうことができると思います。

 

 

今回は4作品の中でも僕が好きだなと思った1作品を取り上げて紹介します。

それが「小梅が通る」です(百瀬、こっちを向いて。の感想を期待していた人はごめんなさい。映画化されるほどなのでいい作品なのは間違いないのですが、知っている人も多いかと思いこちらを選びました)。

 

 

主人公の春日井柚木はいつも教室のすみっこにいる地味なグループの1人。できるだけ教室内で存在を消そうとし、だれの目にもとまらないように生活していた。

実は柚木は昔モデルをやっていたほどの超絶美人なのだが、学校ではブスメイクをわざとして目立たないようにしていた。もちろん彼女がまさか美人だなんて誰も知らない。

ところがある日、柚木はクラスメイトの山本寛太に素顔を見られてしまい、寛太は素顔の彼女に一目惚れ。柚木は咄嗟に妹の小梅だと嘘をつくことになる。

その日から架空の妹小梅に再び会うために寛太は柚木に接近して、、、、

寛太の恋はどうなるのか、柚木は嘘をつき通すことができるのか。

柚木と寛太のやりとりが青春を思い出させ、本当の恋とはなんなのかを教えてくれる作品です。

 

 

さて、ここからはネタバレを含むので嫌な人は読まないでください!

 

 

 

この話の醍醐味と言えば本編のラスト部分。

個人的にはびっくりするところが2カ所ありました。

1つ目は彼女と同じ地味グループであった友人の2人が、実は彼女が美人だと知っていた上で友達として選んでいてくれたと知る場面。

そして2つ目が、寛太がいつの間にか美人の小梅ではなくブスの柚木を好きになったと告白する場面です。

なぜこの場面にぐっときたのか。それは柚木が昔友人から言われたセリフが物語を通してずっと残っているからです。

「あなたのことを好きになる人なんていない。あなたに近づく人は、あなたの顔が好きなだけで、あなた自身にはこれっぽっちも興味がないんだからね」

これを言われたから、柚木は毎日長い時間をかけてまでブスのメイクをしていたのです。

ところが、柚木の友人である松代さんと土田さん、そして寛太は柚木の外見ではなくきちんと中身を見ていました。私はこれを読んだとき本当に感動しました。世の中にはちゃんと中身まで見ててくれる人がいるんだな、自分も友達や恋人はそういった人と付き合いたいな、と思ったんです。

 

この場面は今まで柚木が顔のせいでどれだけ辛い思いをしてきたかが鮮明に書かれていたからこそ心に響きます。私の拙い文章ではとてもでないけどその良さを伝えることができないので、是非とも本を手に取ってこの感動を味わってほしいと思います。

 

さて、最後にこの本をお勧めする人たちを紹介して終わります。

この本を読んでほしいのは、恋愛小説を読みたい人、長い話は疲れちゃうけど短編集なら読めそう!という人、タイトルの映画を見たことあるけど原作は読んでないなという人、恋愛のいろんな形に触れてみたい人です!

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

本の感想もっと読みたい!という人や自分もこの本が好きだという人はスターを押していただけると嬉しいです!

 

ではまた次回お会いしましょう。

読書嫌いだった私が年100冊も読むようになった理由part3

 

こんにちは、じっくすです。

今回は前々回から書いているシリーズのラストということで、

“実際に年100冊以上読書してみて何か変わったのか?”

についてお話ししたいと思います。

 

 

読書嫌いを克服する前に期待していたことは達成できたのか、そしてそれ以外にどんなことを得られたのか、の大きく2つに分けてお話しします。

 

 

1つ目は期待していたことが達成できたかです。

Part1でもお話ししましたが、僕が読書を始めた理由は留学や就活で感じた悔しさが原因でした。具体的には、知識量や話題の幅、読解スピードや意見構築のスピードが上がればいいなと思って読書をはじめました。

では実際にどうなったのでしょうか?

結論から言いますと、それらは読書を始める前と比較して“格段に上がった”と思っています。

1つずつ見ていきましょう。

知識量や話題の幅は、今までそんなに話が盛り上がらなかったような人とも難なく話せるようになったことで実感しました。それはいろんなジャンルの知識が少し増えただけでなく、本の著者や小説の作品など本自体の知識も増えたためです。また、ゼミの議論の場などでは、今まで1面的な考えしかできなかったものが点と点を結ぶような感覚で様々な面から意見を言えるようになったことで変化を感じています。

次に読解スピードや意見構築のスピードについてです。これを感じたのは卒論を書いていたときでした。卒論はもちろん忙しかったのですが、運がいいのか悪いのか同じタイミングでとあるシンポジウムに学部生代表で登壇しなくてはならなくなったのです。そのシンポジウムは大学の総長や都議会議員の方も参加するようなかなり本格的なものであり、また私の卒論と内容が一切かぶらなかったためかなりの労力を要しました。両方とも様々な文献を読んで意見を構築する必要があり、時間も無かったため取り組む前は無理難題のように思えました。ところが、1年近くを通して読書することに慣れていたため、論文や学術系の本もそこまで苦戦することなく読み込むことができ、両者ともかなりいい結果で終えることができました。このことは読書の習慣なしには成しえなかったことだと思います。

 

ここまでが私が読書に期待していたことです。読書の利点は他にもありました。

1つ目は、普段生活していては得られない刺激を得ることができるということ。

本を書いている人は自分が普通会うこともできなければ話を聞く機会も持てないような人たちです。また、そいういった人たちが何年もかけて考えだした意見や発見が本には詰まっています。本ではそういった濃い内容を1000円ほどで(中古だと100円だったりする)手に入れることができるのです。そういったすごい人たちの言葉は説得力がありますし、すごい人たちでもそれだけ頑張っているのだから自分ももっと頑張らなければと、生活する上での原動力になることが多々あります。

2つ目は単純に、趣味が1つ増えたことで人生の楽しみが増えたということです。

今までは暇な時間があったとき、ただただゴロゴロするだけでした(今でもこうした時間はもちろんありますが)。ただ、今では読書が楽しいので、ゴロゴロするだけじゃなくて本も読もうかなとなるわけです。ゴロゴロするのは楽しいからしているのではなくてただの惰性でしたので、これまでより暇な時間の幸福度は上がっていると実感します。また、読書が趣味の人はかなりいるので、いろんな人とその趣味について話せるのも楽しいと感じています。

 

 

このように読書は自分のスキルを上げるのにも役立ちますし、人生をより豊かにしてくれるものでもあります。

もし、少しでも暇な時間がある人がいたら、その時間を読書に充ててみてはいかがでしょうか?

 

さて、ここまで3連続で読書についての投稿をしてきました。

書きたいことがいっぱいあってまとまっていないのですが、少しでもこれらを読んで読書に興味を持っていただけたら幸いです。

みなさんのよい読書生活を願っております!

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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