ysajixのブログ

個人的な日記の延長です。気楽に読んでください!

コーヒーの焙煎について

こんにちは、じっくすです。

 

前回僕の行きつけの豆屋での、焙煎を元にした会話を紹介しました。

ただ、そもそも焙煎ってなんだ??という方もいると思うので、僕も勉強中なのですがここで説明しようかと思います。

 

そもそもコーヒー豆ってなんでしょう?

実は私たちがコーヒー豆として想像している豆は、最初からあの姿形ではありません。コーヒーの実があり、そこから豆を取り出し、それを焙煎することによってあの茶色い豆になります。最初はブルーグリーンだったり、少し黄色味がかった色をしています。かなりざっくりでしたが様々な工程を経てあの形になっていると理解すれば大丈夫です。

 

では次になぜ焙煎が必要か。

焙煎するのは何も豆を茶色にするためではありません。実は生豆のままだと青臭いだけであり、飲用には適さないのです。火を通すことにより豆の中の組織が膨張し、化学変化を起こすことによってあの素晴らしい香りを発するようになるのです。つまり、この焙煎が上手くいかないと香りのいいコーヒーを飲むことはできないのです。

 

さて、ここまでが準備段階の知識。ここからは私たちが豆を飲む際に必要な知識になってきます。実は、同じ豆を飲んでも味が全然違うことがあります。いくつかの要因が考えられますが、そのうちの一つが焙煎度が違うということです。焙煎度とは、その豆をどのくらい加熱したかという度合いです。ここでは通常8段階ほどに焙煎度をわけることができます。

1.ライト…最も浅煎りの豆です。この段階ではまだ穀物の香りがし、流通もほとんどしていません。

2.シナモン…ライトに比べて茶色味が濃くなり、シナモンのような色になります。これもまだ焙煎が足りず、ほとんど流通していません。

3.ミディアム…栗色になっています。少し私たちが想像するコーヒー豆に近づいてきました。実は昔はこのミディアムローストが主流だったのですが、私たちの嗜好も変化しており、現在はあまり飲まれていないようです。

4.ハイ…ここから少しコクが出始め、液体の透明度も増してきます。

5.シティ…十分なコクと酸味があり、バランスのいい香味になりますが、少し苦みが出てきます。現在スペシャルティ―コーヒーという種類のコーヒーが出ていますが、その多くがこのシティローストで淹れられています。

6.フルシティ…十分なコクと柔らかな苦みがあり、かすかに酸味も感じます。香りはしっかりしています。

7.フレンチ…コクがしっかりしていて後味は甘いです。ここら辺にくると酸味はほとんどなくなります。

8.イタリアン…刺激的な苦みが表れてしまい、少し焦げや煙の香味が残ります。

 

8から1にかけて酸味が強くなり、1から8にかけて苦みが強くなります。

多くの豆がハイ、シティ、フルシティで流通しています。今書いたように同じ豆でも焙煎度合いによって味が全然変わってきます。前回書いたようにどの焙煎度合いが一番いいということは決してありません。自分に合っているか合ってないかを決めるのは自分です。自分が飲んでいる豆がどのような焙煎度合いなのか、自分に合った焙煎度合いはどれなのかを模索しながらコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

少しディープな話でしたが、ちょっとでもコーヒーの奥深さをわかっていただけたでしょうか。

ここまで読んでくださってありがとうございました。また次回お会いしましょう。