ysajixのブログ

個人的な日記の延長です。気楽に読んでください!

コーヒーロースターでの会話

どうもじっくすです。

 

最近行きつけのコーヒー豆屋さんがあり、今日はそこへ行ってきました。

面白いのは、ただの豆屋ではコーヒー豆の種類を選んで購入するだけですが、そこでは焙煎度合いを選びその場で焙煎してくれるのです。そのおかげでいつも薫り高く、また自分の好みに合わせた豆を買うことができています。

 

さて、その場で焙煎するので購入までには時間がかかります。

今日はその焙煎が終わるまでの10分間での店主との会話をシェアしようと思います。

 

私は興味があると人にすぐ質問する癖があります。今日店主にした質問はこれです。

「ここでは焙煎度合いが選べますけど、やっぱり豆ごとにその良さを最大限に引き出す焙煎度合いは決まってるんですか?」

私は質問するときある程度答えを予想してから聞きます。なので今回予想した答えは「もちろんあるさ。例えば柑橘系の香りのする豆は浅煎りじゃないとだめだ」でした。

ところが店主の答えは全く違うものでした。

「そんなのあるわけがない。」と。

店主によると、

確かにすっきり飲みたければ浅煎りだったり、コクを感じたかったら深煎りにはする。ただそれは豆ごとに決まっているわけじゃない。もし君がすっきりした中に柑橘系の香りを楽しみたいんだったら浅煎りがいいだろうし、その豆でコクを感じたいなら深煎りにすればいい。焙煎度合いを決めるのは豆じゃなくて、自分の好みだ。現代になって情報が手に入りやすくなったから、みんな”正解”を知ろうとするし、全てのものに”正解”があると思い込んでるけどそんなことはない。豆は多くの人が思っているよりもっと”自由”だ。

 

僕は衝撃を受けました。まさかコーヒー豆の話が現代人の考え方の話にまで広がるとは思ってもみませんでしたし笑

ただ、その話は僕の中にストンと入ってきました。高校までで受ける教育は全部正解があって、その期間があまりに長いから多くの物事に正解があるって思い込んでます。また、ネット上には多くの”正解”があって、そのおかげで僕たちはすぐ”正解”を知ることができます。だけど注意しなきゃいけないのは、

世の中に正解なんてほとんどない

ということ。ネットに転がってる正解は”誰かの正解”であって、”自分の正解”ではないかもしれません。これは就活の時に感じたことです。一緒に働く人を探すだけの就活に正解のやり方があるわけないのに、世の中には”誰かの就活に関する正解”であふれている。このとき身をもって実感したはずなのに、無意識のうちにコーヒーにも正解を求めていたからハッとさせられました。

 

コーヒーは多くの人が思っているより自由

 

いい言葉に出会えたな、と思えた一日でした。

 

 

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