ysajixのブログ

個人的な日記の延長です。気楽に読んでください!

茶道の楽しみかた

こんにちは、じっくすです。

前回は茶道の奥深さについて話しました。難しく聞こえるように書いたので敬遠してしまう人も多かったのではないでしょうか。

今回はそんな人のために、どうやって茶道を楽しむのかについて書きます。

そもそも茶道に接する方法は大きく2種類あります。1つは茶道を実際にやる方法。もう1つはお茶会に参加する方法です。後者は初心者の方でも気兼ねなく楽しめますので、後者について話します。

 

さて、みなさんはお茶会というものに参加したことがありますか??あるという方は少ないと思います。実はお茶会は探してみるといろんなところで開催されています。市民館や大きな公園内の茶室だったり、高校や大学などの文化祭、ちゃんとしたお寺だったりと本当に様々です。値段は大体300円から800円ほどで、使われている場所やお道具によって変わってきます。300円で参加できるような茶会は立礼席(りゅうれいせき)と言って、椅子に座りながらなので正座を長時間する必要もなく気軽に参加できます。

肝心な楽しみ方ですが、まずはお菓子をよく見てみましょう。変わった形だったり、色とりどりだったり、今風に言うとインスタ映えするようなお菓子がきっと出てくると思います。次にお菓子には大体名前がついているので名前を聞いてみましょう。もしかしたら見た目からは想像できない名前がついていたり、日本語のはずなのに聞いたことがない名前など、お菓子の銘だけで思うことが沢山あるはずです。そしてやっとお菓子を食べます。滑らかな舌触り、中に何が入っているのか、食べたことのない餡子の味など、口の中でも楽しめるでしょう。

次にお茶です。「茶」会、「茶」道というくらいなので今回の主役です。飲み方は決まっていますが今回は楽しみ方の記事なので割愛します。まずお茶が入った茶碗全体を見てみましょう。心が落ち着いてきませんか??この時、お茶にきめ細かい泡が立っていると美味しお茶の証拠です(流派によって多少違ってきます)。次に飲んでみましょう。きっと苦いですが、お茶の量は3口半と大体決まっていて、あらかじめ美味しく飲める量だけが入っているので問題なく飲めると思います。普段飲むペットボトルのお茶とはまた違った、口当たりと香ってくる風味も一緒に楽しんでください。飲み終わると次にお茶碗を眺めます。お茶碗は本当に様々なデザイン、種類があり毎回どんな茶碗が出てくるのかワクワクさせられます。いろんな茶会に行く中で、自分はこういうデザインが好きだな、この形が手にフィットして飲みやすいな、この種類の茶碗は口当たりがいいななど感じてみてください。

そして最後に茶席全体を見ます。どんな人たちが茶会を開いているのか?掛物には何が書いてあるのか?あの花は何の花なのか?亭主(お茶を客の前で点てる人)はどんな道具を使っていたのか?いろんなところを是非観察してください。

今まで見てきたようにお茶会では味覚だけでなく、視覚、嗅覚、聴覚、触覚と五感全体を使って楽しむことができるのです。また、茶会に行けば行くほど知識がだんだんとついてきて、より楽しみ方の幅が増えると思います。みなさんも暇な時間があれば、たまにはいつもと違った休日の使い方をしてみてはいかがでしょうか。